パパのたいせつな宝物へ。
お誕生日おめでとう。もう8歳になったんだね。
小学校では掛け算を習い始め、少しずつ大人になる準備が始まっているね。
掛け算は少し難しいかもしれないけれど、将来投資をするうえで必ず役立つからしっかり勉強しておこうね。
投資は掛け算
投資というのは掛け算の世界なんだ。
たとえば君が大切にしているシール帳。
今は6ページくらいになったかな。これが5倍になったら何ページになるだろう。
30ページになったら、君のシール帳も立派なものだ。
じゃあ、30ページが5倍になったら?150ページになって、一冊じゃ収まりきらなくなってしまうね。
同じ5倍なのに増えたページ数は全然違うことに気づいた?
6ページが5倍になっても24ページしか増えていないのに、30ページが5倍になると120ページも増えているね。
シール帳をお金で考えてみると、すごいことがわからないかい?
投資で大事なのは元本
ちょっと難しい言葉だけれど、投資の世界には元本(がんぽん)と呼ばれるお金があるんだ。
元本とは君が投資に使うお金のこと。
シール帳で言えば5倍になる前のページ数のことだ。
つまりね、元本が多ければ多いほど、5倍になったときに増えるお金が大きくなるわけ。
そして、投資で大切なのはこの元本なんだ。
もちろん、投資で5倍にするのは大変だよ。
でもね、1.1倍にするのはそう難しくないよ。
1.1倍でも元本が多ければ増えるお金も大きくなる
まだ小数点を習っていない君には難しいかもしれないけれど、我慢して読んでみて。
1.1倍と聞くと、ずいぶん少ないように感じるかもしれない。
確かに100円の1.1倍は110円。10円しか増えない。
でも10,000円の1.1倍は11,000円。1,000円も増えるんだよ。
1,000円もあれば大好きなサンリオのグッズが1個買えるかもしれないね。
そう。言いたかったのは、「まずは投資するためのまとまったお金を準備しておこう」ということ。
じいじ・ばあばからもらったお年玉は大事に取ってあるから、これを元に投資をしてもいいね。
持っているお金を全部投資にまわさないように
元本が大事なこと、少しはわかってくれたかな。
でもね、もうひとつ大事なことがあるんだ。
「元本を大きくしよう」と、持っているお金を全部投資にまわしてはいけないよ。
投資はお金が増えるだけじゃなくて、減ることだってあるんだ。
もし今の君の貯金が50万円あるなら、まずは10万円から始めてみよう。
もしも10万円がなくなってしまっても、まだ貯金は40万円ある。
反対に、10万円を元本に投資をして1.1倍になったら11万円になるよ。
増えた1万円をお母さんのために使ってくれたら、パパはうれしいな。