もらってうれしい株主優待投資、憧れますよね。

私自身は優待投資に憧れつつも、優待目当ての投資はしていません。

それは、優待投資にはメリットだけでなくデメリットもあるためです。

今回は、優待投資の基本やメリット・デメリットを丁寧に解説していきます。

優待投資は「楽しみながら投資を続けたい」人にピッタリですが、落とし穴も少なくありませんので、そのあたりもわかりやすくお届けします!

株主優待の仕組みとは

株主優待とは、企業が株主に対して“感謝の品”を贈る制度です。

一定数の株を保有していると、商品券や食品、自社サービスの利用券などがもらえる仕組みで、日本特有の還元スタイルです。

優待は年に1〜2回の配布が主流で、もらうには「権利確定日」に株を保有している必要があります。

株主優待の例

  • すかいらーくHD(3197):食事券最大17,000円分
  • イオン(8267):株主カードによるキャッシュバック
  • KDDI(9433):Pontaポイント ・ローソン/成城石井 商品詰合せセット ・寄付
  • 日本マクドナルドHD(2702):商品引換券

株主優待の魅力(メリット)とは?

株主優待券で食事を楽しむカップル

実感しやすいお得感

外食や買い物に使える株主優待は、現金同様の価値を持っています。

優待はお得感を実感しやすく、家計の助けにもなりますね!

投資が楽しくなる

株主優待は投資の果実です。

たとえば優待品がカタログギフトであれば、選ぶ楽しさもあり、投資へのモチベーションが一層上がりますね!

長期投資の習慣がつく

株を1年以上保有した株主のみを優待の対象とするなど、長期保有者を対象とした優待もあります。

そのため、自然と売らずに持ち続ける意識が育ちやすくなります。

短期投資より長期投資のほうが、成績が安定する傾向があります。

その点で、自然と長期投資が身につく優待は、投資のスタートにも適していますね!

株価が下がりにくい

優待は株価下落のストッパーとなる傾向があります。

優待目的に株を保有している人が多い銘柄ほど、株価が下落しても「狼狽売り」などが出にくいです。

結果として、評価の高い優待を提供している銘柄は株価が下がりにくいので、比較的安心して保有できますね。

シェアして喜ばれる

最初はうれしかった優待も、毎年もらい続けると「使い切らなきゃ!」という”もったいない精神”が発生します。

自分一人では使い切れない優待は家族や友人とシェアすると、とても喜ばれますよ!

私も友人から「優待を使い切りたいからご飯に行こう!」と誘ってもらいます。

誘われる側は、普段行くことがないレストランなどに行けてとても嬉しいです!

知っておきたい注意点と落とし穴(デメリット)

株価が下落し絶望している男性

優待の改悪や廃止リスク

おそらく、優待投資の一番のリスクは優待の改悪や廃止です。

優待廃止と同時に株価が下落し、損失を被る可能性が高く、そのリスクを受け入れる必要があります。

特に優待内容が自社商品でない、クオカードやカタログギフトの場合は、いつ廃止になってもおかしくありません。

オリックスやJTのように、突然制度を廃止するケースもあることも意識しておいたほうがいいですね。

本当に必要な優待とは限らない

優待内容がニッチだったり、使えるお店が近くになかったりすると、実際には利用しづらいこともあります。

いらないものをもらっても、転売や処分に手間だけがかかることもありますね。

妻が持っているトランザクション(7818)は500株以上の保有で5,000円分の商品がもらえますが、2024年はいらないものばかりで困りました。

特に130mlの水筒は使うシーンがなく、放置しています。

2024年10月にトランザクションから株主優待で届いた商品

人気銘柄は割高なことも

優待が人気の銘柄はなかなか値下がりせず、常に高値圏にある傾向です。

手が出しづらく、利回り的にはあまりお得でない場合もあることを理解しておくといいですね。

長期保有が条件になることが増えている

メリットの裏返しになりますが、長期投資が前提になりがちなのが優待投資のデメリットのひとつ。

最近は「1年以上保有で優待あり」とする企業も増加中です。

短期保有での“つまみ食い”的な取得ができない銘柄も多くなってきましたね。

企業の業績は大丈夫か

優待にだけ注目すると、その企業の業績そのものへの注意が薄れてしまいます。

優待品は非常にいいものであっても、企業自体の業績が伸びていなければ株価が下がって、結果損失を出してしまうかもしれません。

優待のみに注目して投資するのは避けたほうが賢明です。

優待銘柄をたくさん保有すると管理が大変

優待投資は楽しい投資ですが、優待銘柄をたくさん保有すると、その分管理が大変になります。

20銘柄、30銘柄と保有する銘柄が増えるにしたがって、日々チェックすることが増えていきます。

公表された金額ほどの価値がないものも(自社商品・カタログギフトなど)

「5,000円分の商品」や「5,000円分のカタログギフト」などの場合、実際には5,000円分の価値を感じられないことが多いです。

優待の内容によっては、公表されている優待額をそのまま「配当利回り」とするとガッカリするかもしれません。

優待だけじゃない!配当・値上がりとのバランスも大切

主要な投資スタイル
  • 優待派:楽しさ・実感重視。初心者に人気。
  • 配当派:安定した現金収入。老後資金や再投資に最適。
  • 値上がり派:大きな利益も狙えるが、リスク高め。

株式投資は優待を目的とした投資以外にも、配当を重視するスタイルや、成長株の値上がりを期待するスタイルなど、バリエーションに富んでいます。

どれかひとつに絞る必要はありません。

例えば「配当+優待」で安定と楽しさを両立させるのも立派な戦略ですね!

私は「優待が付いていればラッキー」くらいに捉えています。

優待の新設や改善が発表されれば株価上昇のきっかけになることもありますよ!

よくある疑問(Q&A)

よくある疑問(Q&A)を開いて確認する
株主優待は誰でももらえるの?

企業が定めた条件を満たせばOKです。

条件は保有株式数(100株以上、300株以上など)と、保有期間(権利日に保有している、1年以上保有しているなど)、居住場所(国内居住に限るなど)があります。

株主優待はいつ株を買えばもらえるの?

権利付き最終日(権利確定日の2営業日前)までに購入しましょう。

最近は「1年以上の株保有」など、優待取得条件を厳しくする銘柄も増えているので注意しましょう。

優待投資はいくら資金があれば始められる?

1銘柄10万〜30万円前後を目安にしてみてください。

複数銘柄を持つなら、もう少し資金が必要です。

NISA口座でもOK?

もちろんOKです!

非課税で配当ももらえるのでおすすめです!

まとめ:優待投資は“暮らしに寄りそう投資”

今回は株主優待投資にあるメリットとデメリットを見てきましたが、自分に合う投資スタイルになりそうでしたか?

株主優待は「品物がもらえる」という実感があるぶん、投資初心者にも向いている投資スタイルです。

一方で、優待だけに目を奪われると、株価が下がっていくのをただ眺めることになりかねない危険性もあります。

個人的には、優待銘柄、配当銘柄、値上がりを狙える銘柄などに分散投資をして、リスクを分散すべきだと考えていますが、すべてのスタイルを受け入れてくれるのが株式市場の懐の深いところです。

自分に合う投資スタイルを判断するためにも、ぜひ一度、優待銘柄にもチャレンジしてみてくださいね!

※本記事は特定の投資助言を目的としたものではありません。
 投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。